>>272です。
>>445の続きです。
おばあちゃんは2018年の連休の少し後に、Her2 3+ で大きさ1.7cmのガンがみつかり、
すぐに手術しました。はっきりとした浸潤があって、主治医の先生が採ったリンパ節の7割に
微小転移がありました。
でも行き違いがあって、全摘ではなく部分摘なので、まだHer2ガン細胞が体内に残っているかも知れないのです。

もちろん先生は、手術の後、放射線をやるつもりだったので、おばあちゃんがやらないと言うのを聞いて慌てて、
もう一度手術する?と言って下さったけど、おばあちゃんがもう手術は嫌だとお断りしたのです。
それで主治医の先生はおばあちゃんを心配して、今でも経過観察も続けて下さっていて、当時は1年以内に再発する
と仰っていたのです。

先生は当時、抗がん剤の効果が出る率は数%、ホルモン剤10%と少し、分子標的薬は20%と少し、手術は50%
放射線は効くよ、と説明して下さったけど、おばあちゃんの身内はもっと早くに心臓や脳の血管や肝臓や腎臓の病気で
亡くなっているので、今は元気に見えてもいつ亡くなってしまうか分からないおばあちゃんに、その薬とか放射線を
使うことは命を縮めてしまうかもしれないと思い、みんなで相談して、手術はするけどそれ以外はやらないことにしました。

私は丸山ワクチンのことは、1月のテレビで偶然見て知っていたけど、本当に使うとなると迷ってなかなか言い出せなくて、
一生懸命いろいろ調べていました。
でも先生が言ったリミットの手術後3ケ月、再発や転移が始まるころが近づいてきて、患者家族の会さんや日本医科大学さんに
思い切って電話しました。そうしたら、とても親切にいろいろ教えて下さって、電話に出て下さった元患者の方が丁度乳がんだった
方で、始めは渋っていたおばあちゃんに電話をかわったら、おばあちゃんもぜひやりたいと思ったそうで、
すぐに教えて戴いた地元の複数の病院を、あまり仕事を休めない私にかわっておばあちゃん自身とおじいちゃんが回って
丸山ワクチンの有償治験に協力して下さる病院をさがし当て、教えて戴いた通りに書類を書いて戴き、次の説明会に東京まで
家族で出かけました。そして手術後3ケ月目から打ち始めました。
もっと早くから、ガンが分かった時からやっておけばもっと良かったんだろうけど。

手術をして下さった主治医の先生には、思い切って丸山ワクチンを打つことはお伝えしてあります。
先生はその時、あれはただの水だから、使っても問題ないと仰って下さいました。
でも大きな病院だからここでは打てないと。

それから今まで、春のせいか私は少し疲れが溜まってしまっているようだけど、ありがたいことに
おばあちゃんは相変わらず元気で、今までのところ再発や転移は無いです。
丸山ワクチンを打ちに行く日は相変わらず、岩でボコボコして段差のある階段や坂を登ったり下りたり
遠回りして、私が驚くような大変なコースを歩いて運動しています。
今度は膝が悪くなったりしたら大変だから、いつも無理はしないでねとお願いしています。

寒い間はますます食欲が増してしまい、良く食べたそうで、少し太ってしまったとショックそうに言っていました。
それからきつい筋トレで傷めたらしい腕だけど、今はおまわりさんに逮捕されるポーズをしてもほとんど痛くないそうで
関節が動かなくなると困るから普通に動かしてると言っています。

世の中は新型コロナで大変なことになっていてすごく心配だけど、もうじきおばあちゃんが若いころ、短い間だけ社会人として
自由を謳歌した会社のOB会があるそうなので、何十年かぶりだし80さいを超える先輩も、早くお会いしないと
会えなくなってしまうかも知れないのでぜひ参加させてあげたいのにな。

この頃の暖かな日は、庭で日向ぼっこが趣味のおじいちゃんと、おばあちゃんが二人仲良く座って
ニコニコしてお話をしている姿を見るのが楽しみで、本当に普通に暮らさせて戴けてありがたいです。
神様が下さった寿命がいつまであるのか分からないけど、最期の時までこの二人にどうか平穏な時間を
過ごさせてあげてほしいです。そのためなら私の命のろうそくを削って継ぎ足して下さっても全然構わない。
そしてどうか大勢の方が救われますように。丸山ワクチンにかかわる全ての方々が幸せになられますように。