私の父も食道がんでなくなりました。
80近かったしリンパ節への転移も位置が悪いとの話でした。外科の先生からは手術を勧められましかが、父の手術の負担を思い放射線と抗がん剤を選んでしまいました。
間違ってました。今でも後悔してます。なぜ治療しないという選択肢を選ばなかったのかと。
治療が進むたび、高齢な父の体力はどんどんなくなって行く。貧血で胃からの出血が判明し、胃カメラや大腸カメラを使って止血の為何回にも分けて焼きました。
父は何も言わなかったけど、何回ものカメラは相当辛かったんじゃないかな。
放射線の影響で肺にも水が溜まり、酸素も少なくなり、怠くて仕方ないようでした。
病院で父の抗がん剤の漏れ事故があり、視力も落ちてかなり辛そうでした。こっそり眼の本を注文したりしてました。
ある頃から、肩のあたりが痛くてせつないと父が訴えても、主治医は何も対応してくれません。
医療麻薬を処方されても痛みは収まりませんでした。
それでも家がいいからと、様子を見ながら入退院を繰り返してました。
最後の入院の時、どうしても家に帰るといい張って、母親が父をかわいそうに思い、退院予定の前日に自宅に連れて帰りました。
自宅で数日過ごし、間もなく父は亡くなりました。
亡くなるまで肩が痛い痛いと訴えてました。