医療格差っていうけど、父が食道がんになって
混合診療が認められなくて保険の範囲でしか治療をしてもらえず
本当に悔しい思いをしました。
80歳を過ぎた高齢で手術も抗がん剤も放射線も危険と言われ、
手の施しようがなかった。
食事療法と漢方を1年やり続けた。
でも食事療法ではやせ細るばかりで、結局最後は何も食べられなくなり
骨と皮のようになってしまった。食事療法などせずに、食べたいものを
食べさせてあげればよかったと激しく後悔しました。
漢方薬も効果なかった。
陽子線やビタミンCなど混合診療が認められれば受けさせてあげたかった。
医者とずいぶん戦った。お金はいくらかかってもいいからと言っても、
保険の枠に縛られ、何も出来ないといわれた。

昭和一桁生まれの父は家族を養うため、それは身を粉にして
自ら犠牲になって懸命に働いてくれたのに、自分で稼いだお金を
自分の命を救うために使えないなんて、これほど不公平な制度はないと感じた。
日本は中国とは違う。
社会主義じゃないのに、中国よりも社会主義な国だと思う。
みなが平等が好き、みな同じじゃやないと不公平に感じる。
本当の平等はそんなんじゃないと思う。