>>115
ちょっとそこのスウェーデンのやつだが、
それはプロインスリンの有無で発癌の傾向が変わるのかな、という考察なんじゃないの?インスリン製剤の発癌のリスクという話じゃないでしょ。
それから、糖尿病というのはそのものが癌の危険因子だよ。4型も含めた免疫力が落ちるからね。特にIDDMならコントロールが不十分な人が多いから、
それだけで癌を発症しやすいと考えてもいい。これだけでインスリン製剤の直接的な危険性を言うには早計だね。あくまでも傍証として参考にするのはいいけど。
それにIDDMでは癌の危険性以上に動脈硬化性疾患のリスクのほうを問題にすべきで、それはインスリン不足、あるいはインスリンと血糖の不均衡
に由来するから、たとえインスリン製剤に発癌の危険があったとしてもそれを理由にインスリン減量のみを強調すべきでない。
最近はIDDMも肥満した人がいないでもないけど、ほとんどはは痩せ型。ビグアナイド製剤でインスリン投与量はまず減らせないね。
むしろそんなもので減らせる、と思わせないほうがいい。
そういう意味も含めてだけど、>>75にの総説のキーポイントにあるように、治療よるインスリンとインスリンアナログでは癌のリスクは上昇しない、と考えるのが一般的。
あと
>>116
「インスリンのリスクは発癌ではなく癌腫の成長促進」というが、それはペトリディッシュ上の話でしょ。
臨床上そんな区別はつけられないし、もし臨床上インスリンが元で癌の発症率が上昇したとしたら、それは発癌性で一括りにされる。
それに膵癌と内因性インスリンのことを声高に叫んでるにしては、>>113や120が指摘してるとおり、大きな問題提起が欠落してるね。
これの説明は・・・プ君の仕事かな。