543ですが、駄目でした。昨日、母は入院から1ヶ月で息を引き取りますた。その
直前まで、庭仕事はおろか、玄関のたたきのセメント打ちまでやってたんだが。
ぼけた父を残して逝かれ、凹む。病棟から華麗にダイブしようかと一瞬思った。

がんの門脈塞栓による難治性腹水を引くためにシャント埋め込んだら、水が抜け
た代わりに黄疸が出始めて、あれよあれよという間にがんが肝臓を埋め尽くし、
多臓器不全で逝去。その間、わずか10日。紹介元の先生は、青くなって愕然。そ
れほど規格外に早い進行でした。
もしかすると、溜まった腹水ががんの膨張を抑えていたのかもしれないし、ある
いは、シャント埋め込み術が予想以上に肝臓に負担だったのかもしれない。何し
ろ、ラシックスや輸血由来血しょうをじゃんじゃん入れたからなあ。
末期の肝がんで腹水が出始めた人への教訓として、シャント埋め込みだけが唯一
の選択肢ではなく、針を刺す痛みがあるにしても、腹水をドレーンで抜いてから
透析器で綺麗にして戻すCART療法を繰り返す方が余命を快適に伸ばす可能性があ
るかもしれないと申し上げたい。あまり薬を入れなくて済むからね。
つか、あとで調べたら、デンバーシャントはいまだ標準治療じゃなく、試験段階
に近い扱いの治療法なのね。そんなのムンテラで聞いてねえぞ。

>>546
うちは5-FU+シスプラチンを入れましたが、壊死の痕跡もありませんでした。
ネクサバールの成分の注射剤もTAEIの主流になってきているけど、製薬会社の
売り込みだけじゃなく、技術シート見ると、選ばれる根拠もあるんだと思われ
る。高濃度でぶちこんでもなお、肝硬変で傷んだ肝細胞を痛めにくい薬があれ
ば最高なんだが、なかなかね。
でも、カテーテルを入れる手技が神業なら、流す薬の種類は大して関係ないと
も思うんだ。

皆さん、できれば根治を、駄目でもQOLを保った余命をお過ごしください。
そして、iPS細胞による再生医療が肝移植に良い影響をおよぼす日の早期到来を
心より祈ります。お世話様でした。