>>544 なかなか答えにくい質問ですね。
かなりの独断と想像でよければ。
HCCに対してFU/CDDPのTAI(リザーバー動注)が奏効して


> @どの程度の期間の延命効果が期待できますでしょうか?
これは個々の症例によるので一概には言えないと思う。
TAIでも肺転移がきれいになった症例を見たことはあるし、報告ではまったく消失したという話も聞く。
ただ珍しいから報告できるんで、基本的には厳しいと思う。
肺転移も、ごろんとあるのか細かいのがどばっと(散布影)あるのかで予後は違うし、よくあるのは、突然劇的に悪化するとか。なので何とも言い難い。
ものすごく大雑把に適当を言うと、半年くらいは元気でいてほしいな。そこから先はロスタイムの扱いで。

> 同じ治療を繰り返していたら、いずれ効かなくなるものなのでしょうか?
あり得る話。

> 代わりの薬剤というのは豊富にあるものなのでしょうか?
選択肢はFU/IFN、と、ネクサバールくらいじゃないかと。IFNは、少なくとも少し前まで適応外だったけど。

> ネクサバールを飲ませたほうがいいのでしょうか?
抗がん剤は基本的には二つ以上は同時にやらないのが普通。
個人的にはネクサバールは嫌いだけど、それを抜きにしても副作用でQOLの低下は割と強く出るので、調子いいときに積極的には使いたくない。

> C最後に、なぜうちの父は通常より長い48時間ものTAIをするのでしょうか?
徹底的なら量を増やすんじゃないかと。
状態がよいし効いているなら時間で稼ごうという戦略はありかも。これはやってる人に聞いてほしいな。

あまり返事になってなくてすまん。
TAIの終了は元疾患の悪化や肝機能の低下が原因になることがおおうので、元気で過ごしてください。