肝外転移があるなら全身化学療法の適応になるから選択肢は極端に狭くなるね。
予後の優位な延長がはじめて証明されたと話題のネクサバール、を除けば
エビデンスのないものしかない。というかlow dose FPの一択になってしまう。
あとは「予後規定因子は肝臓内の腫瘍だよね」という逃げ口上でリザーバー埋め込み5FU/IFNを選ぶかどうか。

一応こんなのもあるけど(既に14年前か)
http://journal.jsgs.or.jp/pdf/033040492.pdf
これは「効かないと思ってたのに奇跡が起こった!」からこそ論文になるわけで。

たとえば自分の親なら…と思って考えてみたけど、どれを選んでも間違いではなさそう。
年齢を聞いてないけど、副作用を考えるなら、一発逆転のFU/IFNかlow dose FPでスタートし、
ダメならネクサバール、それでだめなら緩和医療かな。