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アフターピルは解放すべきでない理由
2019-06-28 05:00:00 | 社会・政治
望まぬ妊娠を防ぐ最終手段のアフターピルであるが、簡単に手に入るよう解放を求める動きが広がっている。

副作用についてはだいぶ改善されてきたと言われているが、オンライン処方は認可されようとしているものの、市販薬として店頭の薬売り場に並ぶ事については国や医療関係者の間では慎重である。

最大かつ最良の避妊はコンドームの着用だが破れる等のリスクがあり、また挿入中の気持ち良さは生より劣る事から、どうしてもその場の感情で生にするような流れとなる場合も数多くなってしまうのは自然な成り行きとも言えよう。

そこでアフターピルを市販薬化するとどうなるかと考えた時に、メリットとデメリットが見えてくる。

メリットはレイプや避妊失敗による望まない妊娠を防ぐ事にあり、またプライバシーを気にする必要がなくなるのは最大かつ最も望まれている事であろう。

最大かつ最良の避妊はコンドームの着用だが、破れる等のリスクがある上に挿入中の気持ち良さは生より劣る事から、どうしてもその場の感情や快感の流れで生にするケースも数多いのが現状である。

生で膣内射精すると8〜15%妊娠の可能性があるが、アフターピルを使用しても1〜3%は妊娠する可能性が残り完璧ではないので、安全な避妊にはコンドームの使用が不可欠となる。

そこでアフターピルを市販薬化すると男性が単独でも購入できる環境となるため、避妊目的としてコンドームを使用していたのを「アフターピルがあるから」と生でするに至る可能性が高まってくるは間違いない。

また関連としてコンドームは避妊のみならず性病予防としての役割もあるため、アフターピルに甘え生でする事が増える想定をすると性病予防の観点からしても宜しくない状況が想定されよう。

医療の業界で慎重論が根強い理由はそこにあるという事だろう。