運転手「お前なんか降りろ」 西鉄バス、乗客に暴言
2018/06/20

福岡県内を中心に運行する「西鉄バス」の男性運転手(49)が、乗客に暴言を吐いていたことが20日、分かった。
西鉄バスは男性運転手の暴言を認め、
「乗務員としてあってはならないこと」として、近く運転手を処分する方針。

同社などによると、男性運転手は16日、博多駅発の路線バスを運転。
博多駅の停留所で、バスに乗ろうとした客がいたにもかかわらず、
後続のバスに乗るよう車外通話で説明し、十分に確認せず発車するためドアを閉めた。

乗車できなかった客が、閉じたバスのドアをたたいて
乗車させるよう求めると、男性運転手はドアを開いて客を乗せた。

男性客が運転手に近づき「なんでドアを閉めたんだ」と問い詰めると、
運転手は「この野郎」「お前なんか降りろ」などと暴言を吐いたという。

同社によると、運転手は博多駅に約5分遅れで到着し、十分な確認をせずにドアを閉めた理由について
同社の聞き取りに「後続のバスが来ていたため」と説明。
暴言を吐いたことには
「ドアをたたかれて気持ちが高ぶり、言い争ってしまった」などと弁明しているという。

同社は「サービス業としてあってはならない行為で、恥ずかしいこと。
全乗務員に心を引き締めて接客するよう注意を促したい」としている。