世界で上位に残るために、強化選手を選考会の上位何人という選考から、選考会で基準点を突破した選手と改めた。この基準点は日本のレベルを考えて、協会も世界のファイナルに残るレベルより低く設定していたが、現在の日本では、その基準点でも達する選手が居なかった。
そこで、強化選手を協会が指定したが、選考会ではない試合で基準点をクリアしたのを、選考会でクリアしたように装って強化指定選手に承認したり、声の大きな役員が手駒の選手を強化育成選手に押し込んだりした。特にひどいのは、大会に出ていないが頑張っているというめちゃくちゃな理由で身内を指定。これには選考会に出場していた選手等から不満が続出した。
協会は、選手からスポーツ調停も匂わされ、公平公正な選考のため選手選考委員会を新設して、強化委員会から選手選考の権限を取り上げた。そして、選手選考の不満を改めるには、基準点を定めている以上、これを厳格にするしかなかったという次第。
昔から実績がある選手を特別枠?融通?で強化選手に承認してきたが、今回は旧執行部がいつの間にか、選考の根拠が分からない(無さすぎる)選手を入れ込んでいくのに選手が怒った。
皮肉なのは、選考会ではない試合の成績で強化指定選手に承認された選手と、公平公正を訴えた選考が同じ地方協会の所属だった。
ただ、このお陰で幸いだったのは、この地方協会から選ばれている本部理事が2人の板挟みになって、ほぼ中立でいたこと。