殺傷能力もある競技用のライフル銃1丁と約80発の弾を積んだまま、車が盗まれた。

 車が盗まれたのは、茨城県の西部・筑西市のパチンコ店。
64歳の男性が14日午後、6時間ほどパチンコをして出てきたら、なかったという。
問題は男性のこの直前の行動。ライフルの射撃場に行っていたという。
関係者によると、男性は14日に射撃場で3時間ほど射撃の練習をしていたという。
男性はその後、パチンコ店に向かったとみられてる。
車にはライフル銃と約80発の弾が積まれていたが、車とともに姿を消したのだ。盗まれたライフルは競技用で22口径。射程は最大1キロほどで、散弾銃の5倍以上。殺傷能力もあるという。
そんな銃が載せられた車を盗んだ犯人の狙いとは…。車は2002年式で、特別なものではないとみられる。だとしたら、ライフルなどを狙ったのか。
車はハッチバックで後部の座席を倒すことができる。銃などはケースに入れて置かれていた。何かを被せるなどしなければ、外から見られる可能性もある。
問題は他にも…。射撃場の管理人によれば、練習後に銃を持っている時は店舗などに立ち寄らないのがルールだという。
警察が緊急配備を掛けるなか、15日に車が発見された。現場はパチンコ店から40キロほど離れた茨城県かすみがうら市。車内には銃と弾があり、現場にいた43歳の日本人の男が銃刀法違反の疑いなどで逮捕された。警察は動機などを調べている。