>>120 長いです。

恐怖心というと、もしかして一度ほほや胸、腕の内側などを
弦で払ってしまったことがありませんか?痛いですよねあれ。
怖くなるのも分かります。私も初心者の頃、なんどもやっていました。

仮にそのようなことがなかったとしても、巻き藁の前に、八節含めて
もういちど、左手と右手のはたらきを中心に復習されてはいかがでしょうか。
以下、個人的なアドバイスを。

左手(押手手の内)の練習は、「素引きで左手の肘くらいまで引いて離す」を
繰り返して、どういう風に力をはたらかせると弦が体に当たらなくなるか、を
再確認します(和弓の奥義とも言える部分なので、指導者によく教わってください)。

右手(勝手手の内)はまず、ゆがけを弦に引っかける、「とりかけ」の動作を
基本からおさらいしてみてください。弦が弦溝にしっかりとかかっていて、
かつ、右肘から先全体を左回りに「ひねる」力を加えていれば、まず暴発
することはありません。

そして、弓を顔の前くらいの位置に持ってきて(坐射で待っているときの
ような左腕の感じで)左手は固定し、その状態でとりかけて引き、右手にだけ
意識を集中して会の位置まで素引きし、離す練習をします。
(あまり弓を顔に近づけすぎるとほほを打つことがあるので注意)

右手親指を押さえる中指と人差し指の力は最小限にした方がいいです。
握りしめていると軽い離れが出にくいからです。親指が弦に引っ張られて、
「かけが若干脱げそうになるような力」を徐々に感じつつ、背中側から見て
やや右上の方向に親指を跳ね上げて「ほどき」ます。
(あくまで私のやり方なので、必ず指導者にみてもらってください)

あと、私は離れは左手でも右手でもなく、「両肩で離れる」と教わりました。
(弓手の押し出しで離れを誘う、という文も何かの本で読んだことはありますが…)

なんとなく、この動画の最初の選手などが、弓手主体の離れのように見えますね。
http://www.youtube.com/watch?v=C_HFhL8RW9Q