>>226

この語は、アメリカなどにおいて中産階級がかつて就いていた職が減らされている事を強調する為に使われている。オートメーションやリストラが推進された結果、或いは工場など生産拠点・コールセンター・会計・総務・コンピュータプログラミングなどを第三世界の国々へ移転させた結果、かつてブルーカラーやホワイトカラーとして働いていた人々が職を失った。

こうした人々は、長期に亘って特別な教育や訓練を受けて経験を積んできただけに、新しい分野で一からやり直したがらない。又、企業は年少の新卒者を新しく採用する傾向が強い為、年長の失業者にはスーパーマーケットのレジ打ちやマクドナルドの店員など、非正規雇用(プレカリアート)が多く、非熟練で単調な職種しか選べない。地域や国全体に求職が無い場合には、高学歴の青年や、教育を満足に受けられなかった青年も、非熟練で単調な職種を強いられる場合もある。こうして、「マクドナルドの店員みたいな、くだらない仕事」として「マックジョブ」という語が使用されるようになった。