派遣のIT会社が多いのは何故か?

IT業界は主に派遣の業務をメインにしているIT企業が多いですが、何故?派遣をメイン業務にしている会社が多いのか?疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので、何故?派遣のIT企業が多いのか?について理由を説明します。
製品を作る側の企業の人件費削減のため
では、何故派遣の会社が多いのか?というと、まず、派遣を受け入れる側の立場でお話しさせて頂くと、製品を作っている側の企業の人件費を削減したいからです。
企業にしてみたら人件費というのは非常に大きなコストですから、可能な限り人件費を削減したいと思っているんですよね?
つまり必要な時に必要な人材だけを確保出来ている状態が一番ベストで、企業は可能な限りその状態にしたいと考えています。
例えば、新しい製品を開発する間だけプログラマが10人必要で、製品を開発し終わったら全員不要になるという場合は、製品を作っている間だけ10人抱え込み、終わったらさようならをしたいという体制を整えたいわけですね。
しかし、今の日本は正社員というのは地位が高くて簡単に首にすることが出来ないため、正社員雇用だけで開発を進めると必要な時に必要な人材を確保することが出来ず、余剰人材の雇用は企業側としても大きな損失となってしまうのです。
だから、その問題を解消するために、派遣、請負といったアウトソーシングの仕組みがあるんです。製品を作っている企業が状況に応じて柔軟な労働力を確保するために、派遣というシステムが必要とされているからですね。