(つづき)
話は変わりますが、私は誰かが中傷するように、この会社をいじめられて辞めたかわいそうな人ではありません。
恨みもないし、辛みもない。
正直言って、経済的にはあまり報われてたとはいい難いけれども、やりがいは感じてたし、仕事自体はとても面白かったし、仲間たちとも本当に楽しくやっていました。
だけど私は途中で降りた。将来のことを考えると、あのときはそうするしかないかなと思ったし、幸い渡りに船もあった。

既に別の船に乗って脱出してしまった私がひさしぶりに振り返ってこのスレを見てみれば。
沈みゆく船の甲板の上で愚痴をいいあって、「やっぱりこの船沈むかね〜、はっは〜」とか言い合いながら呑気に酒盛りしている人達。
もう救命ボートはないけど、海に飛び込んででも逃げ出そうと思ってるけど、やっぱり怖くて飛び込めない人達。
船の乗組員を減らしていけば、どこかで沈むのが止まってバランスするんじゃないかと思って乗組員を投げ出す船長達。
なかなか見るに堪えない阿鼻叫喚の様相が展開されていました。
  「そんなら、見なきゃいいし、お前はどうせもう関係ない奴だろ!すっこんでろ!」
そういわれれば、そのとおりなのですが
私にとってその船はなかなか愛着のあるものでしたし、まだその船には友達や先輩後輩そして世話になった人達も、いっぱい乗っているのです。
それが、この様な体たらく。。。この複雑な気持ちはなかなか割り切れるものではありません。
「ちょっと、しっかりしろよ!」と言いたい気分、「やっぱり、逃げ出してよかった」という安堵、「もう、みんな逃げ出せばいいのに」という諦め感。
実は傍観者としては問題を定義したり、幼稚な解決策の案を出したりするよりも、
「とにかくもう、早く逃げたほうがいいですよ〜」と旗をふったほうが楽なんです。
。。でもさ、それは俺、まだ一所懸命働いてる友達の顔を見ては言えないんだよね。。。
2chでだったら言えるけど、それでも、そこはもうちょっと建設的に考えてみて、本当に八方塞りの様相で、
どこにも出口なんてなさそうだと思えるまでは、あまり無責任な旗ふりは出来ないなと思ったんです。
(つづき)