小島一志といえば誰もが認める天才である。
いや!たった一人だけ彼を天才と認めない変わり者がいた。
その名は・・・小島一志!
そう、御本人が自分を天才と認めないのだ。
以前私は偶然道路で小島氏に会うという幸運に恵まれた。
興奮した私は「小島さん、あなたは天才だ!」と叫んだ!
だがその後小島さんの口から出たのは驚きの言葉だった!

「俺が天才だって?ハッ!冗談はやめてくれ!
天才ってのは芦原英幸や太宰治のような人のことだぜ。
俺なんか40年以上空手や執筆を続けてようやく二人の背中が見えたところさ。
そんな俺が天才なわけないだろう!」

取り付く島もないとはまさにこのこと!
そしてなんと謙虚な態度!
俺は「この男はまだまだ伸びるな」と呟くとコンビニでカレーパンを買って帰宅した。