ホラ吹きで有名な男が「自分は余命五年」と宣言した。
周囲はいつものことかと取り合わなかったが、
それからきっかり五年後、男はポックリ逝ったのだった。

「あいつが言ったことを守るとは珍しい」
「でも本当に死ぬとかホラ吹きとしてもハンチクじゃね」
「所詮は半端者でしかなかったってことだな」

結局何事も普段の行いが大事である、というお話。