小島一志先生名言集
「朝倉未来選手と戦う企画には僕も応募したのですが『小島先生は首里手、武徳会柔道、荒木流、SABAKI等を極めた達人でしょう。今回の企画は朝倉選手と素人が戦う企画なので…』とまず断られました。
仕方がないので武道、格闘技未経験にも関わらず圧倒的な腕力と打たれ強さでステゴロ最強と呼ばれている『新宿の狂犬』こと川島君を推薦したのですが、テレビ局の方から『朝倉選手が壊されてしまうので勘弁してください。元々この企画は朝倉選手が勝つ事が決まってる八百長企画なんです。朝倉選手はメディアを利用して強いという虚像を作っている選手で小島先生や川島さんと戦える様な実力はないんです。』と必死に謝られました。
そういうわけで醒めた気持ちで朝倉選手が素人と戦う企画を自宅のTVで見たのですが、アイドル崩れの素人の男の子に組みつかれて上手く振り解けず、フロントチョークからの首投げという危険な技を出していた事にはいささかならず閉口しました。
武術家たるもの、相手を破壊する殺法と同時に相手を傷つけずに制圧する活法も覚えなければなりません。
そういう意味では朝倉選手は武術家とは言えず、本人が称してる通りの『街のチンピラ』に過ぎないのでしょう。
もし僕が出ていたら『如何にして相手の人体を破壊し、殺傷するか』を極めた技術体系である裏SABAKIとは対極にある『如何に相手を傷つけずに無力化するか』を主眼にした表のSABAKIで朝倉選手を傷ひとつつけずに制圧し、日本武道の深奥を視聴者の皆さんに見せられたのにと思うと残念です。