昨年9月半ば、どう見ても中身を減らした安売りフェア


『絶愛 梶原一騎』
ついさっき終わりました

『絶愛 梶原一騎』、まだ一応は仮題ですが著者推敲 終わりました。この数日間、
寝ても起きても原稿のことばかり。まさに『大山倍達正伝』以来のことでした。
原稿そのものは2月に脱稿し、全体的推敲を施して6月に新潮社に送りました。
そして担当者との打ち合わせ 長い付き合いなので殆ど以心伝心、殆ど内容には触れず、
「今回は特別発売なので原稿量を可能なだけ減らして欲しい。450枚がリミットなのですが、
どうしても無理なら結構です」
この意味は深く、450枚ならばベストセラープロジェクトに乗せるけれど、小島が主義主張を
曲げてまで減らすならば、プロジェクト以外の担当でやりますから気にするなといった意味です。
既に原稿は細かいところを含めると900枚近くありました。そこで、「魂はそのままに脚色表現の凝りは
徹底的に省き、時に未入だった逸話を書き足していこう」
最後の6章は過去にない苦難でした。削りたくないところは削るにしてと、構成の甘さが随所にあり、
段落を前に後ろに、中を前にこの1週間夜昼逆転ではなく昼も夜も書き続け、
昨日のたしか午前4時頃に始め、先程午前8時に完成。
結局、原稿量は438
AI 音読機で全編を耳で聞き、最後の最後を書き終えました。
早速、担当編集長にLINE、完成しました!
答えは冷たく「ご苦労様です。楽しみです」これが我が担当者の精一杯の言葉だと知っている私は
気持ちがスッキリとはいかないのです。最後の関門、百田尚樹が
「世界で一番厳しい新潮社の東大出の女性集団、「校閲部」がなんと答えるか?
まだまだ、ドキドキの生活が待っています。