▼1年前の「ベストセラープロジェクト」推測


「特別発売」っていうのが何だよという話だよな
さんざ語られてるけど、当初6月に「発売日が決まったぜ!」とはしゃいでいたその5日後に

「昨日の打合せで、余計なものを削ることで合意。内容がほぼ決まりました。
今回は『大山倍達正伝』や『芦原英幸正伝』の正伝シリーズとは趣きを変えていきたいと
思っていました。新潮社も賛成で、私は並製(ソフトカバー)でいきたいと思います。
タイトルは、まだ未決定ですが、アッ!というになるでしょう。
値段も2000円を下回る設定です」

と企画そのものの軌道修正を要求される不可解な「打合せ」が勃発し、そのひと月後には

「自律神経の不調に苦しみながらも、武漢熱の流行で病院にも行けず、歯を食いしばって
在宅ワークで血の汗を流しながら必死に書き上げた作品が、自分には何の責任もない
武漢熱のせいで発売延期になった小島先生の悔しさを想像してみろよ」

と狂乱するほど手酷い拒絶に遭っている

それがしばらくしてコンビニ本かはたまたマンガ・アニメのムック本か、過去の
梶原作品の画像が使えるという、コジ本とはおよそ縁遠い形式の本が出るという話が
出たかと思ったらまた立ち消えたのか、さらに原稿を半分切り捨てられるという奇怪な
「プロジェクト」が動いていると言う

何も知らずに見たら、これまでの話はみんな立ち消えていて、それがここへ来て
枚数を限定するなら中身は大して問わずに発行してもらえる、というタイプの
「プロジェクト」が立ち上げられて、小爺が恥も外聞もなく飛びついているように見える

「今回は特別発売なので原稿量を可能なだけ減らして欲しい。450枚がリミットなのですが、
どうしても無理なら結構です」
という言葉からも、薄い本を普通とは違う形でとりあえず印刷だけする、やっすい
「プロジェクト」を想像せざるを得ない

同人誌印刷が端境期に紙やインクの在庫を処理する格安フェアをやるけど、コロナ不況で日銭を稼ぎたい
出版社が、素人相手に格安で自費出版を呼びかける期間限定フェアを発表し、プライドも何もない小爺が
後先顧みず平身低頭乗り込み、「過去最高の自信作」だったはずの作品を一夜漬けで
ズタズタに切り刻んで間に合わせようとしているなんていう哀しい話じゃなければいいんだがw