>>737
言葉にしてみれば単純だ
動きから「快」や「開放」「拡大」を感じたければ
ポイントは背面、後側だ
天地軸を意識して背筋を立てスッと抜き、自分の背面、後側から動作を起動すれば良い
日常の所作がキレイにカッコよく見えるコツでもあるw
人間はどうしても「目で見る」前方に意識が偏りやすい
そこであえて背面を意識してやることでバランスが取れ背骨に軽い張力を感じる
この張力が軸というものに具体性を与える鍵となる
その張力に身を任せて動いてみると動きに独特のリズムというかノリが生まれ、周りの空間ごと動いているような感覚になる
このとき視線は普段使いの1点注視から、周辺視野を使った全体を均等に把握しようとする視線に切り替わっている
周辺視野というのは面白いもので、何も見えない闇夜でも周辺視野を使うと、光量を増幅するのか見えてきたり、相手の重心が偏り動こうとしてる方向が強調されて見えたりする
パイロットなんかもいち早く他の飛行機を見つけるために周辺視野を使うそうだよ
武術では観の目とか遠山の目付けとか言われて割とよく知られてる技術だけど、いろんなことに繋がってきてかなり奥が深いと思う
ネイティブアメリカンの狩猟探索技術にもワイドアングルビジョンと言われる同様の技術があり、ここから明鏡止水の境地へ入り自然と一体になり気配を消す、相手の意識の支点を作らせないで無力化する

例えば、みんなでタントウ功をやってるときに目の端で見るとバランスが傾くのがそれこそカクカクっと言う感じでデフォルメされて大きく早く見えるからぜひ試して欲しい
普段使いの1点注視で見える世界と周辺視野で見える世界、どちらが現実なんだろうね?w
前提として見えてる世界が変われば格闘技術の有り様も変わってくる…かもしれないw