私のフォームを見て下さい。

左の突きを放ち、右弓箭式になったあと、
https://i.imgur.com/v6gC5Re.jpg

馬歩になり、沈み、左右の手は正中線。腹に息を吸い、胸は丸めています。両つま先は正面。
https://i.imgur.com/EZ8f1BE.jpg

ここから、息を吐き、左手を右肩に当て、胸を開きつつ突きを出し始めます。ここで後ろ足軸足のつま先も前に向き始め、
https://i.imgur.com/dpAsuve.jpg

肩が前に突きだされ、胸を張ると同時に後ろ足軸足のつま先が45度前方へ、前足つま先は左を向き、左弓箭式になります。
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こうした呼吸と足裏、そして全身の動きを協調させるのが馬弓捶だったのです。

単なる突きの練習というより、身体の中心から勁を出す練習であり、武壇八極拳の全ての動作を貫く身体操作です。



まさに、梵鐘のような一撃を身につける為の練法。

松田先生がなぜ、拳児で詳しく解説しなかったのかも何となくわかる気がします。

書かれていなかった部分にこそ、大切なものがある。

だから秘伝と呼ぶのかもしれませんね。