>>983
まあ、良くも悪くも伝統武術だからね
昔の感覚で、弟子にすらいつ敵に回るかもしれないから技を見せないなんて言ってたら、今なら厨二か?って笑われるだけだが、
あっさり方針転換するには、伝統のしがらみからなかなか抜け出せないのはあるんだろうね
ただ武術の高等とされる技術は日常の思考や動きの延長ではなくて、再構築だから時間がかかるのはしょうがないかな
武術ではないけど最近分かりやすいと感心した動画があって
https://youtu.be/4IF60ZvfunA
捻りとか波とか連動とか武術でも言うけど、殆どが
なんとなく日常生活の動きの延長でそれっぽく動かしているんだね
そこが武術で気が付きにくい躓きになってしまっている
本来は、動画のように体を細かく割り、動かすところと動かさないところを陰陽の表現として明確にしていかなければならないと思うよ
特に普通は動かすところにばかり意識が行くけど、動かさないところの方が実は大事だったりする
アナログとかデジタルとか言うけど、本来はもっとデジタルチックに考えていくべきだと思う
動かさないところは止まっているのではなく、見えない動きが釣り合うことで動いてないように見えるが、そこには大きなエネルギーを内包することに気付くと、武術に対する全体的な考え方が変わると思うよ
軸に対する考え方でもただのでんでん太鼓的な単純な一本の回転軸と考えると腰を回す的な日常生活の延長の動きになり、距離に対するスピード勝負になってしまうけれど、動かさないをもっと意識することで複数の軸シフトによる相手との距離と関係性が変わる
動かさないということを考えていくと、どうしても空間というものにぶち当たってくる
タントウを重視する門派が空間がーって言い出すのは当然だとは思う

タントウも棒杭のようにひたすら立つと言うけど、情報過多だとタントウ中にいろいろゴチャゴチャやりたくなっちゃうんだよね
何も入れないで無心に動かずに立つことは実は難しいけど、個人的にはそのシンプルさこそが簡単すぎて重要性を見過ごしてしまうと確信しているよ