江戸時代は名を成してお殿様に雇ってもらうってのが望みって言う生活力に関しては他力本願なのが武術師範の姿だったようだ。
戦前まではお殿様はいなくなったが金持ちや貴族のパトロンがついて成り立つような時代。
盛平翁の場合は軍属以外に大本がそうだった。
当然貧乏な庶民には教えてもらえるものじゃなく、金持ちの子弟が通う所だつた。

戦後にパトロンも居なくなり、初めて経営ってものに向き合う事になったのが吉祥丸先生。
それがうまくいったからこそこれだけ広まって金持ちでなくても習えるようになった。
それがなければ、他の武術流派のように細々と技を繋いでいくだけの存在だったろう。

武術だって経済と無縁にはいられない。
いま安い値段で教われるのは吉祥丸先生が残してくれた遺産のようなもの。
このまま道場経営も危ういような金額しか払わないような風潮が続けば遺産も食い潰して、ろくな人材が育たなくなる。
この中で道場経営で家族養って行こうって思えるヤツいるか?

そうすれば合気道の本場は欧州やアメリカになっちゃうかもね。
今でもこんな技を教えてくれる道場がどれほどある?

https://youtu.be/p04rz0WBEQw