>>944の続き
対刃物の練習は、当人の意識の持ち方によっては精神面の効果が大きいと思う。
これは禅水心流空手にある禅で高い境地に達しているはずのモンドには釈迦に説法だろう。

「使わなくてもいいのに使ってしまう」との批判だが、なぜそうなるのかがよく分からない。
二重過程理論かもしれないが、そのうちモンドが説明してくれるだろう。
ツルギのある動画の最初には
「対武器技法は逃げることができない最悪の状況で初めて使用されるものです。逃げられる状況であれば迷わず逃げるように徹底指導しています。」
との注意書きがあるので、モンドの詳しい説明があるまではこれで十分だ。

刃物に対して体術で勝つのはまず無理だ。「多くの場合は使えない」というのであれば本当だと思う。
対刃物体術で刃物に勝つためには、相手が弱い・相手に隙がある・運がいいなどの好条件が必要だ。
しかし、これは対刃物体術に限ったことではない。程度の差こそあれ何らかの条件がないと成立しない方法ばかりだろう。
身も蓋もないが、護身術の有効性は限定的なのだ。過剰な期待を持つべきではないと思う。