モンドは昔から「対刃物体術は使えないし、その練習をすると使わなくてもいいのに使ってしまうので危険だ」と批判している。
そして、それは今も変わっていない。
モンドの批判に対しツルギは反論していないみたいなので、代わりに反論(?)を書いてみる。

ツルギのHPを見ると、習得システム3(剣システム1)に
「剣護身術は、基本的な動きをベースとして、全ての技が相互に繋がっています。
つまりベースが出来てくることであらゆるシチュエーションに対応ができるということです。」
と書いてある。

その基本的な動きの代表があの対刃物体術の動きだ。
あの動きの練習目的は刃物に対してだけではなく、動きを応用して打撃や組技に対しても対応しようとしているのだ。
要するに、ベースにするための訓練なのだから刃物に対して使えるようにならなかったとしてもそれほど問題はない(無駄ではない)ということだ。

ほかの護身術にも対刃物体術があるが、どの技も大差はないようだ。
刃物を避けたり受けたりしてから殴ったり蹴ったり極めたりしているだけだ。どれもいろいろな技の組み合わせにすぎない。
これはツルギの逆で、ベースの体術を対刃物に応用しているのだろう。
この場合も使えるようにならなかったとしても、無駄にはならないと思う。
対刃物体術に含まれる、避ける・殴る・極めるなどの技術が練習した分だけは向上するからだ。(続く)