「強い敵には強い武器」
「刃物相手に素手で真っ向勝負は無謀」
これはすこぶる正しい
身もふたもない暴力を現実的にとらえて紹介する人が出てきたなーと思った
で、動画を見てると「はい、論破」「皆さん分かりますね?そういうことです」っていうのに対し、え、どこが論破なのっていう感想を持った
まあでも、いろんな経験をして効果的な運用ノウハウとかを苦労して体系づけているんだろうなって期待は持っていた
具体的な技法はDVDかよと思ったけど、それも理解できた
でも動画の自説解説や法的知識の端々に矛盾があったりして、その体系はほんとうに現実の日本社会に則しているのかと疑問と不安を感じてきた

接客でクレーム処理担当とかやったり、入ってくれる業者とかと話を詰める経験があったりする人は分かると思うけど
基本的に、相手が引き下がるしかない立場の時にまくし立てたり、正当化してうやむやにしたい時の話法と同じなんだよね
こっちが引き下がる必要が無く、ときに暴力を匂わされても想定の範囲内だったりした場合には通用しない

客商売だと、どんなに理不尽でも今後の嫌がらせを考えて謝っておくということはある
業者相手でも、切ると代替を見つける手間があるので言い分を聞き入れたフリをすることもある
純粋にこっちの店員が悪かったりこっちがミスしたりっていうこともあるけどね
相手が引き下がった事実について、「うまく言いくるめられた」「相手を納得させられた」と解釈して何度も仕掛けてくる人間もいる
完全に勘違いだよね