第三部からは、たっぷりと時間を取っての『ケンガンアシュラ』スタッフトーク。まずは『編集者コバヤシショウとは何者なのか』のコーナーから始まりました。

上江洲さんが「今一番オススメしたい編集者」と称する小学館 マンガワン/裏サンデー編集部のコバヤシショウさんが壇上へ。『だがしかし』『モブサイコ100』などWeb漫画の地平を切り開いた作品群を担当した編集者にして
『ケンガンアシュラ』の原作担当編集でもあるコバヤシさんの半生を是非紹介したいという上江洲さんの熱いラブコールに応じた形でこのコーナーが実現しました。

中学生の時に格闘技を習い始めたコバヤシさんは、工場の一角で元傭兵によって空手をベースにした軍用格闘術を叩き込まれ、ほぼ毎週他流派の大会に送り込まれるという漫画のような筋道で格闘技のキャリアをスタート。
高校生の時には無差別級全国三位にまで上り詰めます。その頃には格闘技と並行して「みんなで協力する競技をやってみたかった」という動機からオーケストラ部にバイオリン奏者として参加。
さらには映画館で映写機を回すバイトも開始。朝まで映画の予告を編集していたそうです。