空手に先手なしを貫いた田中健太郎さん

極真会館後援の格闘技興行「一撃」で2004年に行われた顔面無しの極真ルールの試合
田中の対戦相手は真剣勝負を標榜する格闘技団体所属の選手で団体のエースとも互角に渡り合う実力の持ち主
ゴングと同時に田中が下段蹴りを放つが極度の緊張のためバランスを崩してスリップダウン
そこに相手の顔面突きが炸裂する
反則攻撃に観客はどよめくがそのまま試合続行
その後も反則の顔面攻撃が繰り返さるが田中はルールに則り空手の技で対抗
ついに田中の額がパックリと割れ大流血の惨事になり
田中の反則勝ちで試合は幕を閉じた
過去に極真の選手権試合において反則の顔面突きを貰って仕返しに一本背負いで投げ飛ばしたり
相手を睨みつけた選手がいたが、田中はやり返しもせず相手を睨みつけることも無く
正々堂々と戦い続け、試合終了後には相手と握手をかわした
極真の若手にもこんなすばらしい侍がいたのかと激しく感動したのを覚えている