>>728 顔背けても意味ないよ
>>729 相手の方が足速かったら意味ないよね

どんな技でも成立する条件がある。成立しない条件だけで見れば意味がように見えるかもしれない。

噴射される直前に反転できれば顔にはかからないだろう。そして、すぐに走り出せば継続した噴射を浴びることはない。
また、相手より速ければ(同じでも)追い付かれないし、逃げ出したことで諦めてくれたらそれでOKだろう。
これらができなければやられるだけだ。また、逃げ場のない室内であればできないことだ。

護身体術全般にも言えることだが、相手が自分より強ければ通用しないことが多い。
掴みかかってきた相手に離脱技をかけようとしても、柔道が強い相手だったら投げられる。
だからと言って離脱技に意味がないわけではないだろう。

それに走って逃げることは護身術の基本技だと思う。対スプレーだけで使うわけではない。
反転逃走をより確実にするためには、逃走のための時間稼ぎをする必要がある。それが護身術の各種の技である。
対スプレーでも何か出来るかもしれない。少し難しくなるだろうが、「物を投げる」「蹴る」「お辞儀?」などだ。

モンドは「体術の可能性を追求する」みたいなことを話していたが、反転逃走だって体術の一種だ。その可能性を追求するのがモンドに限らず専門家の仕事だと思う。