だいぶ前から表向きは、利典先生が宗家師範だったが、師範・館長は信利氏がすでに就任していた。京増氏は師範代。
信利氏は足を痛めており、演武などは京増氏が行っていた。ただ、剣術などの型を見ればわかるが、信利氏の完全な半身での立ち回り、踵を自在に使う足さばき等、京増氏の実力はだいぶ下に思える。「ただ技が綺麗に見える」では強さとは比例しない。
それはさておき、演武などで京増氏の発言力は増していく。免許7名程度のグループが出来、そのグループに気に入られない門人への当たりも強くなりだす(いじめ的いやがらせ等)。
今から4年ほど前の話。
信利氏が刀剣登録委員の仕事で道場にいないときに、次期宗家(通称バカ宗家)KO-TAが事件を起こす。
KO-TAはまだ私人なので名は伏せるが、宗家になったとき確認されるとよい。
KO-TAが突如、利典先生に「京増氏を師範に変えろーーー!」と道場で発狂する。そして目録などの巻物をあろうことか利典先生に突き返した。
当然、要求は受け入れらなかったが、それ以来京増グループとはさらに微妙になる(KO-TAも勿論京増Gである)。
KO-TAは飯笹の血など一滴も入ってないただの養子であるが、自分が次期宗家になると思って大きくでたのだろう。
この事件は、多くの門人の前で発狂したので誰でも知っている。
さて、それからまた事件が起きる。京増グループの一人が妻子がありながら愛人に道場まで送らせていたということが発覚し、神武館を破門される(後の信利氏の破門はこの復讐だろう)。
その直後、京増グループと京増氏の(控室にあった)無形文化財登録の賞状がこつぜんと道場から消えた。
それからしばらくしたあと、京増氏が門人の妻(それもまた門人)とデートをしていたのを別の門人に見られる。不倫をしたとまでは確証があるわけではないが、時間・場所・二人きりなどの状況をどう捉えるだろうか。
不倫(?)された旦那ももちろん京増Gで、意味がわからない(知らないのだろうか)。
(つづく)