>>896
塩田先生は、
実家が町道場だったそうですが、
ひょっとしてそこは武徳会の系列で、
「参段」は講道館じゃなく、
武徳会から貰ったのかも知れませんね。
 
そう考える理由として、
講道館柔道には創始以来、
かなりの期間、神棚が無かったという、
事実が挙げられます。
文部大臣が1936年に申請し、
柔道場に神棚が置かれるようになった。
しかし武徳会の道場には、
1895年の発足から、神棚が在ったのです。
 
塩田先生が記憶を語るご生家は、
柔道場に神棚が在ったのだそうです。
 
塩田先生は15年のお生まれです。
となると遅くとも20年代、
既に神棚が在った計算に。
絞めを得意にしたという、技法上の特徴も、
道場の武徳会系列を、示唆していなくも。