もうひとつの間違いは、日本の犯罪が増えている、凶悪化していると思っているところ。
昔の方が犯罪、特に凶悪犯罪はずっと多かったし、質的にもわけのわからない、いわゆる猟奇的犯罪が多かった。

参考書籍(URLがNGになるので以下でググってほしい)
布施克彦著「昭和33年」 
「本当は怖い昭和30年代〜ALWAYS地獄の三丁目〜(鉄人社)」 
管賀 江留郎 「戦前の少年犯罪」
「昔はよかった」と言うけれど: 戦前のマナー・モラルから考える

参考サイト(同じくURLがNGになるので以下でググってほしい。どれもトップで出てくると思う)
殺人事件被害者数|年次統計
他殺による死亡者数の推移 
少年犯罪データベース 少年による殺人統計 
嬰児殺(赤ちゃん殺し)と幼児殺人被害者数統計 
親による子殺し事件の具体事例 
幼女レイプ殺人を犯す者たち 
戦前は本当に良かった?その3  

しかも上記の統計はあくまでも警察が認知できた件数であって、警察が認知できなかった犯罪、いわゆる「暗数」はこれよりもっと多かったと言われている。
身元管理や人口数・犯罪統計数の取り方もいまよりずっといい加減な時代だった。
警察の怠慢や汚職、統計の捏造もいまよりずっと多かった。
もちろん、そういうことはいまでもあるだろうが、それは同じ条件下で比較しても結局昔の方が多いということだ。