残念に感じてしまうのは、今でも心のどこかで中国武術の母国である、中国本土の使い手達には
強く憧れるような存在でいてほしいという願望があるのだろうと思う。
当然、今でもそういう本物と呼べる存在は数は少なくとも存在しているが、残念ながら圧倒的多数の
中国の伝統流派の人間達は見栄えだけで実際には戦えない。
(元々格闘技を経験していて、そちらの技術で戦える人間はそれなりにいるが)

こういう部分からも、秘伝あるあるは武術の世界では大半は残念ながら偽物だなと思っている。
本当の秘伝は基本の中にこそあり、その積み重ねこそが特別な技法を産んでいく。
ただ、良く練られた技は往々にして一見すると普通に見える。