春風館の五尺木刀は、昭和三十年ころに九州の立花家の方より譲り受けたという話だよ。

木刀銘に「地水火風空」と五蘊(五輪)の文字を記す。
裏面には「兵法天下無雙 新免武蔵守玄信 五代之弟子 立花四郎丹墀眞人峯均入道郭巌翁」

と、これは某宮本武蔵研究サイトからのコピペ。
春風館の人はこの木刀がどういう言われのものかは知らなかったとのこと。

武蔵の弟子、寺尾孫之丞が、武蔵が五尺の杖を晩年持ち歩いていたけども、
片腕で自在に振り回すその方法は特に定めなかったのを、工夫して両手で操る方法を
編み出したとかなんとか。

明治くらいまでは筑前から越後に伝わった二天一流にこの木刀術は伝わっていたらしい。
けど今は越後の二天一流は絶えているのでよくわかんない。
筑前の方は知らない。