>>398
肥田氏の本が好きで読んでるだけの者です。
【宇宙倫理の書巻二】から抜粋

『毎朝十秒時の正中心大緊張は私にとりては、現世のパラダイスである』
『中心力一閃・・・忽如として人界の一切を離脱し、虚無別天地の聖境は絶美の装いをも眼前ってに展開する。そこに輝くは永遠の道、パラダイスのさざ波、涅槃の静穏ーしかして活生命のそよ風・・・空の彼方より無限に迫り来る法悦の響き・・』
『科学的理論及び科学的方法によって、煩悶苦悩憂愁を一掃する道なきにあらず。』
『思慮を絶すれば、煩悶苦悩は消滅する。思慮断絶の科学的具体的機械的方法は、円満な中心緊張である。禅の座法もその一つである。』
『仰臥式自然体姿勢による中心緊張で思慮を断絶する方法を私は明確に体得した。』
『この緊張━この刺檄、この全力…タッタ三回、一瞬にして一切を超脱━世界人類中只一人、無心独尊。』
『正中心統一作用が良く行われていると、人は心身共に健全であって、心身の存在を自覚しない。』
『それによって精神を、神経学的機械的に支配すると同時に筋肉内臓機関を健全にするのみならず強大なる体力を造ることができたのである』
『正中心大緊張は神経学的に脳幹思考中枢の機能を停止状態に置き、自ら無念無想の虚無精神となる。この純聖明徹なる霊鏡にこそ、真理の本質的姿は、初めて自ら映じ来たるのである』
『かかる経済的窮地にあって、心の悩みをいかにして解消し、旺盛なる元気を以って、勤労の道にいそしむことが出来るであろうか。それには実質的機械的に精神を強くし、肉体を健やかにする具体的方法を求めたい。
『私は云う。それには肉体の物理的重点に、合理的科学的の大緊張を与える事が最も有効であると。』
『中心力一閃、一切の思惟作用は突如忽焉断絶せられて、清明絶美の光明世界が、眼前の老樹の枝頭に展開せられる。勇胆岩の如く、直下に天下を脚底に踏断するの意気凛々として虚無心裡に湧出し来たる。』
『これは私が、正確な幾何学的姿勢を造ることによって、機械的に随時随所に発現し得る科学的方法である。』
『従って、熟練して精髄を得さえすれば、人類同胞諸君の何人も具現し得べき平凡事と云わねばならぬ』