>>495
>触れずに倒すお芝居

触れずに相手が倒れるのは基本的に、表層的な現象に過ぎません。

例えば晩年の高野佐三郎範士(中西派一刀流)がよく、そのような一本をとったそうです。

「今(刀が)入りました」とお互いが瞬時に理解したからこそ、本来刀の有るべき空間に対して相手がのけぞり転がることで決着が表現された。。。

そんな表層のみをみて嘘かまことかと囚われると、まさに大東流が顔面という表層のみを大振りで狙って一撃で敗れたような結果に直結してしまいます。

現実の攻防では戦闘の本質を認識して、着実に勝利へ導かれ得る手順を積み重ねることだけが求められます。