>>21
既に>>22さまが殆ど全部書いておられますが、これは受をこのように立たせたのがポイントでした。
基本、人は踵の向きには倒れにくい。
倒すには踵とちがう向きに押す。
そのため両脚を前後にひらいて立ってもらい、踵の向いてない方へ押すのです。
 
この立たせ方なら煩雑な手順は必要なく、受の左斜め後方へちょんと押すだけで、倒れます。
押すと言うといかにも額なイメージですが、脳天を持って押すのも、この受なら無理なく出来ます。
木村政彦その人が、受をこのように立たせなかった保証はありません。
なのでこれで答としても、殊更に否定は出来ない。
 
でも鬼とまで称された柔道家が、最後に達した合気技法が、  本 当 に こ れ な の で し ょ う か ?
私はどうしても、受が両脚を前後にひらかず、よって踵方向にしか押せず、
また真横に押してもそこに足があるから倒れない、鉄壁の体勢を想ってしまうのです。
これを力を遣わず真下に潰せてこそ、木村政彦の魂を理解した事になると、私は信じてなりません。