>>238
あー、   タ  イ  ミ  ン  グ   ですか。
何度か書いたんですけど、それ一番やっちゃいけない勘違いです。
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/budou/1534611437/3>>148
 
四方投は柔道の技に較べ、相手の腕が高い位置にないと掛けられません。
相手が組みに、あるいは殴りに来る瞬間、あれだけ高く挙がる場面は無いのです。
「そうじゃない。低い軌道で相手が腕を出してきたのを、その勢いを借り、高く誘導するんだ」とでも?
そんなのもっと無理です。
 
タイミングという抽象的な要素で何とかなるだろうと、思わないほうがいいです。
その勘違いの流布が、合気道を実戦性から遠ざけた。
 
なお合気道の実戦の雄と謳われた塩田剛三は、ボクサーに挑まれた時、
当たり前ですが「構えた腕を」「片手で」「対角に捕り」、四方投を決めました。
 
全ての基本を守るから、決まるのです。
 
日本鋼管の実業団道場で柔道選手と対した時も、相手の釣手ではなく奥に引っ込めた引手を捕り、決めたと云います。
赤澤善三郎が柔道家・山口利夫に決めた四方投も、同じ。
 
襲いくる腕を誘導してなどと、抽象的な(出来るわけがない)理論を、こういった先人は振りかざしません。