>>553
ひとつ簡単な実験をお伝えしますね。
今日にでも早速お試しあれ。
 
腕を伸ばし、両掌を体の側面にぴたり着け、直立してもらいます。
その腕を絶対に引き出されまいと、全力で(それこそ意地になり)抵抗してもらう。
こちらは片手で、その相手のたとえば右腕に、四方投を試みましょう。
右で持つ場合、左で持つ場合、それぞれどうちがうか、これでよく解かります。
 
右は問題なく行きますね?(もしも行かないようであれば、別途アドバイス差し上げます)
遅く、またブルブルと両者の腕が力で震えたりせず、パッとスムーズに運ばれます。
ところが左は行きません。
この実験をする事で初めて、引手の存在が実感出来ると思います。
 
この構え以外、たとえば前腕を差し出してもらい肘を引っ込められたら、片手じゃまず行かない。
この実験はある意味非常なほど引手と釣手の差異、そして四方投の理解が露になるので、是非ともおやり頂ければと。