張驤伍や李景林に武當剣および武當太極拳を教えたのは宋唯一(1860年〜1925年)という人や。

この人は満洲族で、若い頃に道教の師より武術や気功を学び、清朝の光緒年間(1880年頃)奉天で清朝正規軍の武術教練になったという。

宋唯一が相当な達人やったことは事実のようやが、例によって武當派とか道教とかを起源とするのはどうかな?
楊家太極拳の開祖・楊露禅の生没年は1799年〜1872年とされており、宋唯一から見れば楊露禅は祖父くらい年上になる。
つまり宋唯一が学んだとされる太極拳は楊露禅やその子孫、あるいは弟子などが清朝の王族などに教えていたものと考えたほうが自然や。
まあそうなったらそうなったで「一般社会には伝わらなかった秘伝が・・・」と言い出すもんなんやがな、この世界は(笑