なんか色んなことがごっちゃになっている。

まず、崩しと寸勁は分けて考えた方がいい。止まってる相手を寸勁で打つことができ
ないと話にならない。(でもその前に勁を発生させることができないといけないのだ
がここでは省略)

寸勁が普通のパンチを短くしただけのものかどうか?中国語としては同じだが、一部
中国武術の打ち方はボクシングや現代空手のとは原理が違う。ボクシングにはボクシング
の、ナントカ拳にはナントカ拳の寸勁がある。一般中国人からみればすべて寸勁。

寸勁にはスピードが必要か?打撃として使うならある程度は必要。あまりに遅ければ
相手を押す効果、速ければ打撃効果。
じゃあ普通のパンチと同じじゃん?と思うかもしれないが、ほんとにふつうのパンチ
をスローで打ってもあんまり相手を押し込むことはできないなし、パンチの原理で
相手を投げることも難しい。
逆にスローで押し込みこれが寸勁だという人がいるが、もしそれを速くやって打撃と
して効かせることができなければ、それはここで求められている寸勁とは違うものの
可能性大。

そして、止まった相手に対して強い威力の寸勁が打てるようになった後は、相手に
当てる技術が必要。重い寸勁打てる中国武術家もそこで満足してしまいたいてい
スパーしないのでそもそも当てられない。逆にスパーやる格闘家が寸勁の練習したら
かなり強くなる。