たとえば大八極の起式の「献肘」なら左腕をタテに、右腕をヨコに同時に出して構えるのだが、
この片腕練習ではどちらかの腕は隠してあるから動かせない。イメージだけでやらんとあかん。

こういう練習の目的は腕や拳に頼らず、全身の動きや内勁などを会得すること。
相手の攻撃を右手で受け、即座に左手で反撃する・・・というような拳法ではなく、
相手がどんなふうに攻めてきても瞬間的に身体全体で受けかつ攻めることができるようにするわけ。