開祖が目指したのは
武道の側面もある宗教、というかなり特殊な、
表現しにくい繊細な世界だと思う。

それは乱捕にしても演武にしても試験にしても
組織にしても。

乱捕→人との競争ではなく自分のため

演武→見世物ではなく自他共楽の境地に達するため

試験→相対評価ではなく絶対評価

組織→武道団体ではなく言わば秘密結社。
互いに盾となり合える、血を流せる関係。
一人の達人武道家を作るのが目的ではなく、
皆で強くなる

まあこう書くとかなりのオリジナルやな。
大きい武道団体でこういう特殊な団体はない。

開祖と死去と共に、
団体のこういう性格が消えたのは仕方ないとも思える。

開祖だからこの特殊な団体を維持できた。
二代目が悪いというよりも開祖が出来すぎたという気もする