渡辺二郎も猪狩元秀も梅野孝明も日拳出身で活躍した人はいるけど、
日拳そのものをずっと続けるのでなくプロのリングに上がりたいという
心理はどういうものなんだろう?
日拳独特の攻撃力はすごいので、他の競技でどこまで通用するか体験したい
攻撃の欲望があり、防具の上からでなく合法的に生身の人間を殴りたい
そんなところだろうか?
中村選手のパンチもかわされたのもあったがヒットしたのもあった。
キックはポイント競技でなくダメージ競技。単純に那須川選手は三十台の中村
より強かった。
両手を中段に置く日拳の構えはキックでは被弾する確立が上がり危険。
だが、その腕の位置からでないと日拳特有の直突きは出せない。
伝統空手もそうだが、遠い距離からの突きが中、近距離を得意とする相手に
有効に思えて実際戦うと動きが大きく読まれ易い欠点もある。かなりの使い手
じゃないと覚悟を持った相手に決めるのは難しい。