本物になると、体感的に世の理と言うか物理を理解するんだよ。
これは、学校で学ぶ頭だけの物理とは、異次元レベルで理解が高い。
だから、例えば先程の拳で空気は押せないと解っている錬者は、たまに見かける鉄球の実験的なのに、何の不思議さも感じない。
ほら、同じ鉄球吊るしたやつ。端の1つを離してぶつけても、反対側の鉄球1つだけ弾けるとかあるでしょ?あれ。
これは、さっき言った、拳で空気は押せないと言うか、拳で空気は押せるんだけど、押せていない程に小さな次元でしか作用していないと言うべきなんだけど、
皆が思い描く良く漫画で有りがちな、拳の前から空気が押されて蝋燭の火が消える見たいな事は起こり得ないと言う事。
その為には、空気で、空気が押されないとダメなのさ。
解るかな??拳で空気は確かに押せるんだが、所詮押せるのは、その拳に当たったミクロにも満たない1分子だけ。
でも空気が押されると言うのをやる為には、その押された空気で、次の空気が押されなきゃダメでしょ?でもそれは叶わないのさ。
その証拠みたいな物が、鉄球の実験に表れている。
鉄球の隣は同じく鉄球だから押されない。でも一番端は、隣が空気と言う鉄球よりも柔らかい物だから、動けるんだ。
解るかな??拙者体感的に解っているから髄迄解ってるけど、それ故解る人にだけ解る説明になっているかも知れない…。