石井がサバキは使えないというのは、そもそも石井本人が
芦原先代公認の「サバキが出来ないやつ」だったから
当時の芦原道場大阪に在籍した者の間では公然の秘密

そもそもサバキ自体が初手で相手を制する為の護身の技術であって
本来ルールに縛られた試合向きのモノではないし
実際に顔面殴打ありルールの競技の中で、本来の姿のサバキに近い技術を
駆使していたのは、元空道の藤松くらい
しかも相手が実戦感覚に近いロシア軍人の選手とかであるほど有効

単なる見た目だけでなく、根っこに内包されている、後の先とか、
先と取るとか目に見えない技を延長線上に据えた技法の習得過程こそがサバキ 
回し崩しもひっかけも、本当は単なるフィジカル頼りの技ではなく
先を取るなどの武術の感覚でもって稽古する事で初めてモノになる類のもの

サバキという体系が使えるか使えないかは、それを捉える側の
理解力の違いも大きく関わってくる