>>446
明治以降の「古流のイメージ」が、
そうなってしまったんではないかと。

結果。古流は靴を履かないのに前蹴りしかしないとか
かえって、おかしな事になってしまってる。

順体やナンバにしても、
昔の絵ってのは、身体をよじる絵ってのは苦手な訳だ。
ところが、そういう、よじらない絵を見て「昔の人は身体をよじらない」
「左右の手足はセットで出す。左手なら左足。右手なら右足」とか
勝手に思い込んで不自然な動作にしてしまい
そのうえで、「これが古流だ」と言い張る。

ところが実際は、昔の人も基本は
自然で合理的な動作をしてた訳だ(それが描けないとしても)。
五輪の書でも「普通に歩け」と言ってる訳だ。
(してはいけない動作なら、文書でしてはいけないと残ってるはず。
ところが、どうも絵で存在しないポーズを昔の人が出来なかったと
思われるきらいがある)

剣術でいえば、袈裟斬りなんかが
右振り下ろし右足前、左振り下ろしと左足前にされがちだけど。
はたして、本来、そんな不文律があったのかな?って疑問がある。
(ちょっと、これについて自分はまだ断定できない)

そういう約束ごとが古くから在ったとしたら、
江戸時代以前の指南書の注意書きとかも有りそうだけど。
無ければ、明治頃できた勝手な思い込みかも知れない
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_01178/he13_01178_0007/he13_01178_0008_p0006.jpg
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_00709/he13_00709_0008/he13_00709_0008_p0008.jpg