0717 実況厳禁@名無しの格闘家 2019/12/11 16:18:46
堀口は小さい頃から体格に恵まれず身長にコンプレックスがあった。

幼稚園児の頃から苛められ見かねた父親が強い男の子になって欲しいと無理やり近くの空手道場に入れさせ強くなる事を親は願った。
堀口も道場に通い次第に成長し小学生の頃には空手の型も上手くなったが喧嘩は強くなれなかった。
堀口の習ってた空手は寸止め空手で相手の体に当ててはダメな空手で実戦系の空手ではなかったからだ。

その当時から空手は極真空手(実戦系)が主流でありK-1が人気があり堀口も大きくなったら出たいと思っていた。
その後中学生の頃にはPRIDEという総合格闘技も盛んになり山本KIDが活躍していて高校を卒業したら伝統空手は実戦には弱いから辞めてKIDジムに入りたいと願っていた。

高校を卒業すると夢だった山本KIDのジムに内弟子となり入門を果たしKIDとの稽古しMMAの技術を習得しみるみる上達するようになって総合で活躍するようになった。
ただ、堀口のダメだったのは総合の技術を教えてくれたKIDへの感謝よりファイトマネーの数パーセントをKIDジムに取られるのが嫌だったそうだ。
勿論、格闘技界に限らず会社にしてもジムや会社は社員が稼ぐのは当然だし社員が契約をとっても会社の売上でありその報酬を社員が貰えるのが当たり前なのだ。
それを堀口は自分が賞金を貰ったのは全部自分のお金なのにと一般社会の常識を知らなかったのだ。

そんな自分勝手な堀口はやがてKIDにアメリカのジムに入りたいと恩を忘れKIDに相談した。
KIDはそんな自分勝手な堀口の要望を説得することなく
KID「いいんじゃないの? そのジムってアメリカントップチームなの?」
堀口「はい、そうです。なんで知ってるのですか?」
KIDはそんな自分勝手な堀口の意見に何も言わずアメリカン行きを受け止めた。
その当時のKIDのジムは経営状態が赤字でジムのスタッフはこんな状態の時に堀口が離れていくのを恩を仇で返す人間だと呆れたそうだ。
その反面、朴や矢地らが厳しかったジムを盛り上げようと試合も沢山入れてジムを盛り上げる努力をしてくれたそうだ。

その恩知らずの堀口が朝倉海に秒殺KOされたのをファンは因果応報なんだよなと呟いた。

二瓶