そもそも「実戦」というのが多分にファンタジー的な要素を含む言葉だと思う。

相手をのばすだけの喧嘩なら素手に拘る必要なんかさらさらないわけで、身の回りの使える物は使う(使われる)。
空手の武器だって、もともと農具か何かだよな。
男らしく?素手で一対一なんて昭和の漫画くらいにしか存在しないよ。

でもそんな喧嘩をしたら現代じゃ社会的にアウトだ。

だから、今の世の中で武道というのは、護身術(セルフディフェンスを謳う誠道塾みたいな方向)か、
スポーツ(武道スポーツを謳う大道塾みたいな方向)のどちらかに分かれていかざるを得ないんじゃないか。

松井派極真はスポーツ的な要素にさらに「見て面白い」観客の視点を考えているんだと思う。